今回は前回からの続きで、独身者が遺言書を作るべきケースなどについて見ていきたいと思います。 自筆証書遺言書の書き方 自筆公正証書遺言は手軽に作成できる反面、決められた方式をしっかりと守らないと無効になる恐れがあります。 かならず全文、日付、氏…
自分は独身だし遺言書なんて作らなくてもかまわない。このように考える方もおられます。 でも自分に何かあったときに、遺言書がなかったら苦労して蓄えた財産がどうなってしまうのかご存知でしょうか。 できれば自分の財産はお世話になった人や懇意にしてい…
前回は相続人と被相続人との関係についてみていきました。 今回は法定相続分や遺産を受け取れないケースについて触れていきたいと思います。 財産相続ができないケースとは 相続が発生した場合に、必ずしも遺産を受け取れるとは限りません。ここでは、相続が…
財産を持つ人が亡くなった場合相続が発生しますが、いざ相続となった場合のために準備をされている方はまだまだ世の中には少ないことでしょう。 さらには、ご自身がある程度歳をとるまで相続について考える機会がなく、いざとなって初めて相続について意識さ…
前回の記事では相続税の現状をご紹介しました。この記事では相続税の計算方法や計算例と共にご紹介します。 相続税の計算方法 財産を相続予定の人やすでに相続した人は自分にどのくらいの相続税がかかるのか不安ではないでしょうか。相続税自体が課税される…
遺産に対する課税が相続税です。相続があると必ず相続税が課税されるわけではなく、遺産が基礎控除以下だと相続税の支払いは原則的に必要ありません。 遺産は相続人の今後の生活の基礎になる財産だからこそ、課税により相続人の生活が困らないよう相続税の仕…
相続財産の中に不動産が含まれていたら、、、 遺産分割が済んだら登記をしなくちゃなーと思いますよね。 しかし日本全国に所有者が不明の土地がものすごい数に上るのをご存じでしょうか。 法務省が2017年6月に発表したサンプル調査においては、「最後の登記…
2015年の国勢調査では、男性の生涯未婚率は24.2%、女性は14.9%となっています。 結婚をされていないとは配偶者や子供がいませんので、相続人は自分の親と兄弟になることはいつかご説明してきたかと思いますが、 もし自分の親はすでに亡くなってしまっていて…
借地権、ってご存じでしょうか。 借地とは他人の土地を借りることです。 借地権の価格は更地価格の5~7割程度とされていて、かなり価値が高いものになります。 でも借地人が亡くなってしまったら、その借地契約自体が無くなってしまうのでは!?住んでいる…
故人の遺言があればいいのですが、突然に亡くなられてしまった方など、 相続財産がどこに、いくらあるのか、見当がつかない場合があります。 相続財産、と聞いて、すぐに思いつくのは不動産や預貯金ですね。 あとは、自動車や貴金属類、目に見えるものなどで…
相続人とは、亡くなった人(被相続者)の遺産を相続する権利のある人のことを言います。 遺言執行人など、弁護士等の専門家が存在しているような相続案件の場合でしたら、その専門家が相続人を調査してくれますが、 たいていの場合、自分たちで相続人を確認し…
不動産と相続に関係するいろいろなお話をさせていただいてきましたが、 今回はそもそも相続とは何なのか、 どのような時に、だれが相続に関係することになるのか、という基本的なことを書いていきたいと思います。 相続は、どなたかが亡くなると必ず発生する…
こんにちは!estate_diaryです。 親世代が農業を営んでいたご家庭の場合、相続の際に山林を受け継ぐことがあります。都市部から離れた山林は買い手がつかず、毎年の固定資産税の分だけ損をしてしまう人も多いでしょう。 それでは、最初から相続しないことは…
こんにちは!estate_diaryです。 今回の話題は「養子縁組」についてです。 相続税対策に養子を持つという話を聞いたことがありませんか? たしかに有効ですが、際限なく養子を作っても意味がありません。 今回は、相続と養子の関係について解説します。 養子…
こんにちは!estate_diaryです。 今回は、いわゆる「内縁の妻・夫」のお話です。 正式に婚姻関係を結んでいない間柄でも、相続が成立するのでしょうか。 内縁の妻・夫に財産が渡るようにするには、どうすればいいのでしょうか。 内縁とは 内縁とは、事実上の…
こんにちは!estate_diaryです。 今回は家屋を売却する時に利用できる3,000万円の特別控除についてです。 現在では税制改正により、相続した空き家を売却する際にも適用ができるようになっています。 相続税を大きく減らすことができる特例について、解説し…
こんにちは!estate_diaryです。 今回は、相続した土地の一部放棄ができるか否かというお話です。 相続財産に価値が低い不動産などが含まれている場合、「一部の不要な財産は放棄できないか?」と考えることがあるかもしれません。 相続財産を一部だけ放棄す…
こんにちは!estate_diaryです。 今回は、相続した不動産を共有の状態にしておくことが良いのか、悪いのかについての解説です。 相続人が複数いる場合に、遺産をキレイに分割できないことがあります。 そんな時は、相続人全員で共有する形での相続が可能です…
こんにちは!estate_diaryです。 数回にわたりお話ししている農地法のお話ですが、ひとまず今回で最終回! 農地法第5条についてです。 相続した農地の売却を考えている場合は、買主が用途変更を希望しているケースも考えられてます。 そんなケースで登場する…
こんにちは。estate_diaryです。 数回にわたり農地を相続した方向けのお話をしております。 前回は農地法第3条のお話をしましたので、今回は農地法第4条について解説したいと思います。 「相続=農地法第4条」ではありませんが、相続した農地をどうするか検…
こんにちは!estate_diaryです。 先日は相続した農地の売却と、一般的な売買での手続きの違いについてお話ししました。 今回はその続き。 「農地法第3条」について詳しく解説したいと思います。 相続と直接関係はありませんが、相続した土地の活用法を考える…
こんにちは!estate_diaryです。 今日は現在進行中の売買案件を基に、相続した農地を売買するまでの流れを解説致します。 土地売買において農地は特別に保護された存在ですが、相続の場合は通常の売買での取得と状況が異なるため、必要な手続きも違います。 …
こんにちは!estate_diaryです。 2020年4月から、改正民法が施行されました。 明治憲法制定以来大きな改正がなかった民法だけに、不動産業界でもここ1、2年、改正に関する情報が頻繁に入ってきます。 私たち不動産業界では、改正によって影響を受ける分野が…
こんにちは!estate_diaryです。 前回に引き続き、民法改正に関する解説をしていきたいと思います。 民法改正の解説と言っても民法全般を解説するのは大変なので、誠に勝手ながら不動産業に関係のある分野を解説中です! 今回は第2弾として「相続法」の中か…
不動産業者として相続の勉強をしていると、その奥の深さに学習意欲をかき立てられます。 今回は不動産業とはあまり関係がないのですが、相続人が誰もいない不動産の行く末を考えてみましょう。 相続人不存在の相続財産 「相続人不存在」とは、誰かが亡くなっ…
相続した不動産を売るのか貸すのか? これは永遠のテーマとも言える問題ですが、不動産業を営んでいると必ず相談されることです。 相続した不動産をどう活かすのか?その答えはケースバイケースですが、悩んでいる方の方向性が決めやすくなるよう「売る」と…
先日社内でミーティングをしていた時、公示地価改定の話題が出ました。 私の会社周辺の地域は、ここ数年で地価がかなり高騰したエリアに位置しており、毎年のように公示地価も上昇しています。 公示地価とは、地価公示法という法律に基づいて、毎年3月頃に発…
亡くなった親御さんが資産家だった場合、残された子供たちの間で問題になるのが遺産分割です。 遺産相続の基本的な割合は法律で決められていますが、単純に当てはめられないのが遺産相続の難しさです。 「相続争い」との言葉があるくらい揉め事の原因となる…
親御さんが亡くなって相続が発生した時、心配になるのが税金のことです。 相続税がいくらぐらい掛かるかなんて、普段は考えたこともない!なんて方も多いと思います。 まして、土地などの不動産を相続することになると、税金以外にも難しい手続きや出費が掛…
土地の売却でいらしたお客様のお話です。 山奥に複数の土地をもっているが、長い間使っていないので処分したいとのご相談です。 場所を確認してみると、集落からも距離が離れ、周囲に人工物は殆どありません。 なぜそんな場所に土地を所有しているか尋ねると…